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トゥクトゥクの中古はお得?値段と購入時に注意すべき項目を紹介

日本での購入者がふえつつあるタイの三輪バイクトゥクトゥク。中古を求めて探す人も増えてきました。市場に出回る中古車の値段と購入を検討するときに注意したい点についてまとめています。

トゥクトゥクの流通について

タイ国内で見られる三輪バイクのトゥクトゥクですが、もちろん日本国内でも販売しています。日本全国におよそ5社のディーラーが存在しており、各ディーラーが一般的に流通しているタイ、パキスタン、インドなどから輸入し、ATやカラーリング、移動販売車両にしたいなど購入希望者のニーズに合わせてカスタマイズし販売しています。

ほかにも個人輸入を代行している業者や個人で現地から直接買い付けを行うことも可能ですが、個人輸入の場合は購入元にもよりますが、現地の相手側(企業・個人)との交渉が発生するため、相当信用が必要な取り引きになるうえ、輸入、関税、自動車登録など面倒な手続きを自分でやることになります。

そのため多くは日本国内のディーラーを通した流通が一般的になります。

中古車の購入ルート

トゥクトゥクの中古車購入ルートも新車購入ルートと差はありません。トゥクトゥクの販売を行っているディーラーが中古車を保有しているケースや中古車購入の希望を出せば輸入をしてくれるところもあります。

また、ネットではカーセンサーやGooといった車販売雑誌のサイトの他、ヤフーオークションやメルカリといったサイトでも一部販売をしているのが見受けられます。その場合は購入元が中古車販売店であったりトゥクトゥクの保有個人オーナーだったりします。

購入元の素性などもよくわからないところからの購入となることでトラブルが起きやすい取り引きとなりますので注意が必要です。
例)写真で報告のないキズがボディにあった
  車体到着後、エンジントラブル発生に対し修理依頼を拒絶された

トゥクトゥク中古車の相場

つぎにトゥクトゥクの中古車相場について紹介します。

トゥクトゥクの相場

【4人乗り/660CC】  中古:¥1,000,000~  新車:¥1,380,000~
【7人乗り/660CC】  中古:¥1,300,000~  新車:¥1,680,000~
【10人乗り/1,200CC】  中古:¥1,600,000~  新車:¥1,980,000~

新車での購入額と比較するとおよそ¥300,000ほど安価で購入が可能となります。ただし、普通の自動車と同様に
・走行距離
・キズ、へこみなどの外傷
・オプション等のカスタマイズ仕様
などにより価格は変動します。同仕様での新車価格を参考に検討することをオススメします。

激安な価格で提供している場合は何かしらのトラブルや通常かかるコストが含まれていないなどの確認が必要です。

本体価格とは別に
・自賠責保険
・重量税
・検査登録手続代行費用
なども本体価格と合わせて掛かってきますのでこちらも確認するようにしましょう。

中古購入の目安となるオススメのスペック

トゥクトゥクを中古で購入する場合は以下を参考に購入を検討するとよいでしょう。

・3年落ち
・走行距離約10,000km前後
・価格目安は新車から300,000円ほど安い車体

前のオーナー次第ですが上記のように乗車3年ほどで手放す中古車が出回ることがあります。また、年式が古いものは各種部品の整備などで購入後にコストが掛かってくる可能性があるため、慎重に選ぶ必要があります。

中古購入時のチェックポイント

中古のトゥクトゥクを購入するときに注意しておきたいことをご紹介します。

輸入元の国などをチェックしておく

日本国内ではタイを主体とした「トゥクトゥク」という名前で流通していますが、世界各国でも同様の自動三輪バイクが異なる名称で流通しています。また国ごとに排気量や形状なども異なります。特にネット上で掲載されているものはトゥクトゥクという名称で掲示はされていますが注意が必要です。

色んなトゥクトゥク

タイ:トゥクトゥク
中国のトゥクトゥク:小蹦蹦(シアオボンボン)
パキスタンのトゥクトゥク:オートリキシャ
インドのトゥクトゥク:オートリキシャ

できるだけ実物を見て購入する取引形態をすることでデザインがイメージと違った、仕様が思っていたものと違ったなどということがないよう注意しましょう。

選択肢が少ないなか、妥協点を決めておく

トゥクトゥクは日本車と違い流通量の絶対量が多くありません。そのため中古の購入の場合、新車よりも安く購入できる代わりに、限られた条件(年式、走行距離など)下で自由に選べる選択肢はないと考えておいた方が良いでしょう。

ネットでの購入、専門ディーラー経由での中古車購入にしろ諸条件についてはある程度妥協点を決めておき、妥協点についての相談をしておくと良いでしょう。

トゥクトゥク中古車のチェックポイント

中古車の購入を検討する際はエンジン、タイヤや足回りについてよく確認してから購入することをおすすめします。

また、トゥクトゥクのよく壊れる部位は燃料ポンプ、スターター、オルタネーターです。

燃料ポンプ(フューエルポンプ)

燃料ポンプとはエンジンに燃料を供給する装置のことです。寿命は走行距離50,000kmから100,000kmといわれており、経年劣化を起こしている場合やガソリンの残留物が付着していることがあります。放置するとエンジンへの燃料供給が滞り、動かなくなったり、運転中モーター音がしたりするケースが発生します。

トゥクトゥク フューエルポンプ

スターター

エンジンを始動させる重要な役割を担う装置で、自動車部品の中でも壊れやすい部品です。キーを回してもエンジンが始動しないケースや異音を出すケースなどが見受けられます。原因はスターター内部の故障と寿命があげられます。

オルタネーター

車に電気を流す役割を担う装置のことです。オルタネーターが故障するとエンジンが停止します。エンジンの吹きあがりが悪かったり、エアコンやオーディオ装置がついている場合は動作が不安定になったりすると故障の前兆がうかがえます。

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